終わりさえも、意味を与えれば、
未来へ続く記憶に変えられる。
1955年の独立から68年、児童数およそ200名の小さな学校が、少子化により歴史に幕を下ろすことになりました。私たちハピ・ディレクションは、PTAの皆さまとともに1年間かけて、この「お別れ」を企画。悲しいだけの日ではなく、来た人みんなが自分の学校の思い出を抱きしめられる一日を設計しました。
「記憶の彼方にいつまでも残ってほしい」という願いから、テーマを「虹の彼方の学校」と名づけました。元在校生も、いまお別れする子どもたちも──皆が目を閉じれば、いつでも帰れる場所。
この言葉は、大人の会議ではなく、ひとりの現役小学生の「虹の学校!」という迷いのない一言から生まれたものです。主役である子どもの中から出てきた言葉を、そのまま作品の背骨にしました。

想定は200〜500名。ところが当日は朝から雨にもかかわらず、全国から人が集まりました。68歳の卒業生も、20代の同級生たちも、中学生も、在校生と親御さんも。70年近いアルバムの前で「自分がいる!」と声をあげる人、いつまでもページをめくり続けるおじいさん──そこかしこで、それぞれの学校の思い出話が聞こえてきました。







フィナーレは、校舎を虹色に染めるプロジェクションマッピング。楽曲は「校歌」と「にじ」の2曲。この日を最後に、校歌はもう歌われなくなるからです。3回の投影が終わっても、人々は帰りませんでした。
「ありがとーーー」
という声が、いつまでも
校庭に響いていた。
閉校、周年、卒業、引退、移転──。人生や組織の「節目」には、いつも複雑な想いがあります。ハピ・ディレクションは、その想いに寄り添い、終わりや区切りを、前を向くための「記憶」に変えるお手伝いをしています。
依頼主やその先にいる人の願いを聞き取り、たった一つのコンセプトに結晶させます。
演出を見せるのではなく、来場者一人ひとりが主役になり、自然と語りたくなる場をつくります。
1年間の準備・SNS・現地対応・当日運営まで、まるごとお任せいただけます。